品薄が続く第8世代「Coffee Lake-S」人気の秘密に迫る

2017年11月初旬に登場した第8世代Intel製CPU「Coffee Lake-S」。もはや説明不要なほどの人気を誇っていますよね。

2017年12月時点ではCore i7 i5 i3全てが品薄で、入荷待ちの方も多いのではないでしょうか。なぜこれほどまでにCoffee Lake-Sが人気なのか、その秘密に迫ります。

物理コア数倍増の衝撃

これまでのIntel製CPUは、おおむねi7が4コア8スレッド、i5は2コア~4コア4スレッド、i3は2コア4スレッドというスペックでした。この流れは基本的にCore iシリーズの初代である「Nehalem」から連綿と受け継がれており、世代が変わっても物理コア数が4で頭打ちだったわけです。

しかしCoffee Lake-Sでは、物理コア数が一気に1.5倍に増加。i7が6コア12スレッド、i5が6コア6スレッド、i3が4コア4スレッドになりました。

物理コア数が1.5倍から2倍になったわけですね。これによって性能は前世代の同価格帯モデルと比較して、40%以上アップという驚異の上昇率を叩き出すベンチマークもあるほどです。詳しい話は「ゲーム用PCのCPUの選び方 2018」をご覧ください。

性能が上がっても値段は据え置き

物理コア数が倍増し多にもかかわらず値段が据え置きなのも人気の理由でしょう。例えば、Core i5 7400は22000円前後ですが、Core i5 8400は23000円前後。ほとんど変わりません。

しかし物理コア数は4から6に増えており、動作クロックも3Ghzから2.8GHzと大差ありません。もちろんTDPも65Wで据え置き。そのうえ、進化したターボブースト機能で3.8GHzまで安全に上昇するわけですから、魅力を感じないわけがない、というのが私の感想です。

Ryzen並みの性能で内蔵グラフィックもあり

2017年の目玉といえば、AMDのRyzenシリーズでした。Ryzenの登場によって全てのグレードでCPUの覇権争いが起こり、一気にCPUが進化したといえます。しかしRyzenは内蔵グラフィック機能が無く、GPUが必須です。つまり、サブPCを格安で組みたいという人には少々不便なわけですね。

その点、Coffee Lake-Sは内蔵グラフィック機能を持っており、ハイエンドからローエンドまでサポートする性能を持っています。メインのゲーミングPCだけではなく、サブの作業用PCにも最適なことが品薄の理由といえるでしょう。

このようにCoffee Lake-Sは、2017年末時点で最も使いやすく、性能・価格・消費電力が高いレベルでバランスしています。これからゲーミングPCを買う方なら、Coffee Lake-S搭載のBTOパソコンは本当におすすめですね。2018年に入っても、引き続き「買い」なことは間違いないでしょう。