ゲーム用PCには必ずグラボが搭載されています。むしろゲーム用グラボが搭載されているからゲーム用PCと呼べると言えるでしょう。グラボによってゲーム用PCのグラフィック性能が2倍も変わるため、どれを選ぶかはとても大切です。
ゲーム用PCための選ぶグラボは色々ありますが、「ゲーム用PCのグラフィックボードの選び方 2017」の記事で書いたように、大きく分けるとGeForceとRadeonの2つです。GeForceはNVIDIA社が、RadeonはAMD社が設計しているグラボブランドです。
ではどちらを選べがいいのか比較してみましょう。
種類の多さを比較
BTOのゲーム用PCに搭載されているグラボは基本的にGeForceです。Radeonはほとんどありません。例えばドスパラでは以下のグラフィックボードを搭載したゲーム用PCを販売しています。(時期よって変わります)
- GeForce GTX750Ti
- GeForce GTX950
- GeForce GTX960
- GeForce GTX970
- GeForce GTX1050
- GeForce GTX1050Ti
- GeForce GTX1060 3GB
- GeFroce GTX1060 6GB
- GeForce GTX1070
- GeForce GTX1080
- Radeon RX460
- Radeon RX470
- Radeon RX460
これほどまでの差があります。でもドスパラはまだ良い方です。G-TuneはRadeon搭載ゲーム用PCを一切扱っていません。だからどうしてもRadeonを選ぶ理由がない限りはGeForce搭載ゲーム用PCから選ぶことになるのです。なお、Radeonのゲーム用ノートPCは1つもありません。
コスパを比較
ではどちらのほうが安いのでしょうか。コスパが良ければ人気がなくてもRadeonを選ぶ価値があります。ドスパラのゲーム用PCの販売価格を比較してみましょう。性能がほぼ同等であるGeForce GTX1060 6GBとRadeon RX480のコスパを比べます。
ガレリア XT | ガレリア XFR |
---|---|
Core i7-6700 | Core i7-6700 |
メモリ 16GB | メモリ 8GB |
GeForce GTX1060 6GB | Radeon RX480 |
SSD 525GB + HDD 2TB | メモリ 8GB |
139,980円 | 137,980円 |
Radeon RX480を搭載したガレリア XFRのほうが2000円安くなっています。しかしメモリ容量に差があります。ガレリア XFRのメモリを16GBにすると3000円上乗せされるので、1000円高くなってしまいます。つまりGTX1060 6GB搭載モデルであるガレリア XTのほうがコスパが良いことになります。
ほとんどコスパは変わりませんが、人気は段違いです。ガレリア XFRを使っている人を見たことがありません。しかしガレリア XTはドスパラで一番売れているゲーム用PCです。
とりあえずGeForceのほうがおすすめです
GeForce搭載ゲーム用PCのほうがコスパが良いこと、さらにRadeonにはハイスペックモデルが1つもないことから、私はゲーム用PCを買うならGeForce搭載モデルをおすすめします。
とにかく選択肢の多さも人気もGeForceが圧倒しています。ゲーム用PCを買う人の99%はGeForceを選んでいるはずです。だからあなたも明確な理由がない限りはGeForceにしましょう。