2017年に入り、AMDがIntel&nvidiaを猛追しています。まず新CPU「Ryzen」でCore iシリーズを窮地に陥れ、8月には新GPU「Vega」でnvidiaに対抗。
CPUとグラフィックボードの両方をAMDで固め、ハイエンドPCを自作する楽しみが出てきました。
予算が豊富にあるのならAMDがベストバイ?
2017年8月時点で、AMDは新CPU「Ryzen threadripperシリーズ」、新GPU「Radeon RX Vegaシリーズ」をリリース済みとなっています。
CPUとグラフィックボードという、PCパーツの2大巨頭を刷新したことで、一段と存在感を増した印象です。
Ryzenシリーズが旋風を巻き起こす中でのVegaですから、長年のAMDファンは待ちに待った展開といえるでしょう。何を隠そう私もその一人。
そんな2017年後半、予算が豊富にあるのならAMDな自作PCを構築する楽しみが出てきました。
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Ryzen threadripper1950X&Radeon RX Vega 64で構築するハイエンドPC
予算を30万円以上用意できるなら、「Ryzen threadripper1950X&Radeon RX Vega 64」なハイエンドPCを構築してみたいところです。
16コア32スレッドというRyzen threadripper 1950Xは市場価格が約15万円。Radeon RX Vega 64が約7万5千円とすると、この2つで23万円弱になります。
これにマザーボードやM.2SSD、OCメモリ16GB以上で構成を考えると、ケースやOSを流用しても30万円を超えてくるでしょう。
しかし性能は2017年時点での、最高峰レベルに到達します。AMDを主要パーツに据えて最高峰スペックを構築できるのは本当に久しぶりで、滅多にないチャンスかもしれません…。
また絶対的な性能だけでなく、Intel&nvidiaで同程度の環境を構築する場合よりも安く済む可能性もあるのです。
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マルチコア&DirectX12世代のゲームタイトルで本領発揮
AMDで固めるハイエンド自作PCは、マルチコア&DirectX12対応のゲームタイトルで一段と輝くでしょう。
AMDは完全に時代の最先端に照準を合わせており、マルチコア非対応&DirectX11世代までの環境はやや無視している印象があります。
最新のゲームタイトルを追いかけるPCゲーマーなら、Ryzen threadripper 1950X&Radeon RX Vega 64な環境は、十分に投資する価値がありそうです。
ただし、消費電力がかなり大きくなりますので、電源の品質と容量には十分に注意しましょう。80PLUSゴールド認証以上で、700W級の電源が望ましいかもしれません。