ゲーム用ノートPCはまだしも、デスクトップは単独では動きません。必ず周辺機器が必要になります。例えば液晶モニターとキーボードは必須です。ゲームの快適性・操作性を考えると、マウス、マウスパッド、ヘッドセット、ルーター等も欠かせません。
ではこれらの周辺機器はどんなものがおすすめでしょうか。ゲーミングデバイス含めて選び方をご紹介します。
液晶モニターはゲーミングディスプレイ
ゲーム用PCを初めて買うなら絶対に必要なのが液晶モニターです。液晶モニターが無ければ画面が表示されないので何もできません。しかし適当な液晶モニターではゲームをしていてイライラします。
そこでゲーミングディスプレイです。ゲーミングディスプレイも液晶モニターであることには変わりありません。ただゲームのために性能が良かったり、機能が追加されていたりします。
例えばリフレッシュレートです。通常の液晶モニターだと59Hzや60Hzが上限です。これは1秒間に59回、あるいは60回描画することを意味しています。
ゲーミングディスプレイには120Hzや144Hzに対応したものがあります。120fpsや144fpsの描画が可能になるため、2倍以上ヌルヌルになります。
元々60fps上限があるゲームでは無意味です。でもFPSやMOVAなら144fpsや200fps制限になっていて、144hz対応ゲーミングディスプレイを使うことを前提とした設計になっています。高リフレッシュレートになっているほうが絶対に有利なので、競技性の高いゲームをする人は144Hz対応ゲーミングディスプレイがおすすめです。
また、応答速度も重要です。ゲーム用PCから送信され、液晶モニターの画面に表示されるまでのラグを応答速度を呼びます。当然ラグが少なければ少ないほど違和感なくプレイできます。
応答速度が高い数値だと見た目では普通なのに、なぜか上手くスキルや射撃が相手に当たらなくて本当にストレスが溜まります。3ms以内の応答速度に対応したゲーミングディスプレイをおすすめします。
ゲーミングキーボードは同時押しに注目
ゲーム用PCを買うと付属品としてキーボードが付いてくることがあります。問題なく使えるかもしれませんが、キータッチや機能、性能を考えるとしっかりしたゲーミングキーボードを使ったほうがいいです。
まず大きな違いが同時押しの対応です。キーボードには「何個のキーまで同時押しできるか」という違いがあります。安いキーボードだと3つくらいが限度です。
W+A+SHIFT+SPACEとかが効かなかったら話にならないことはFPSプレイヤーならよくわかりますよね。だからゲーミングキーボードはWASDを含めた10個以上の同時押しに対応しています。高級なものになるとNキーロールオーバーといって全キー同時押しに対応しています。
他にもマクロキーがあるとかないとか、キータッチがどうのこうのは好みの問題ですから、あまり気にしなくてもいいです。ゲーミングキーボードではありませんが、東プレはゲーマーにとても人気があります。Nキーロールオーバーですし、耐久性抜群です。
マウスとマウスパッドは人気のものから選ぼう
操作性に直結するのがマウスとマウスパッドです。マウスはゲーミングマウスから人気のものを選べばいいでしょう。気にするべきなのは大きさとボタン数くらいです。
ベタッと手のひらをマウスに付けて操作する方法を「かぶせ持ち」と呼びます。かぶせ持ちなら大きいマウスがおすすめです。逆に指で操作する方法を「つまみ持ち」と呼びます。つまみ持ちなら小さいマウスがおすすめです。
ボタン数はMMORPGなら多いほうが便利です。FPSやMOVAだと誤操作が怖いので、サイドボタンが2〜4個あるマウスがいいでしょう。
あとセットで買うべきなのがマウスパッドです。初めてゲーム用PCを買う人はマウスパッドに無頓着な傾向があります。けれどもマウスの操作をしやすさはマウスパッドにかかっています。
それにマウスパッドは安いですからまずは気軽に布製のものを選んでみてください。机に直置きするよりも遥かに操作しやすいことに気付きますよ。