ゲーム用PCの価格は天井知らずです。いや、実際には天井は100万円くらいなのですが、カスタマイズを含めると30万円以下よりも30万円以上のゲーム用PCのほうがたくさんあります。
多くの人には30万円以上のゲーム用PCなんて必要ありません。でもCPUを高性能にしたり、メモリを大容量にしたり、グラフィックボードをSLIにしたりすると簡単に30万円を越えます。
30万円以上のゲーム用PCのパーツ選び
選択肢が多すぎて選ぶのが大変ですが、30万円以上のゲーム用PCの場合、大体以下のようなパーツ構成になります。
- GTX1080Ti 8GB SLI、Core i7-8700K、メモリ16GB、SSD + HDD(容量たっぷり)
- GTX1080Ti 8GB、Core i9-7900X、メモリ32GB、SSD + HDD(容量たっぷり)
- TITAN X 12GB、Core i7-6800K、メモリ32GB、SSD + HDD(容量たっぷり)
CPUとグラフィックボードを最大級ハイエンドにすることが可能です。GTX1080Ti 8GBを2枚搭載するのがSLIです。3枚もありますがそれだと70万円くらいになります。2枚なら30万円ちょっとで収まります。
CPUはCore i7-7700Kが最低ラインで、Core i7-7800XやCore i9-7900Xなどの選択肢があります。それぞれ同じCore i7でもコア数やスレッド数が異なります。CPUエンコードをするならコア数の多いCore i9-7900Xがおすすめです。
メモリは16GBが最低ラインですが、30万円以上のゲーム用PCなら32GBは搭載しておきたいです。クリエイター的な使い方をするなら32GBか64GBがいいでしょう。128GBはさすがに必要ありません。
ストレージはこのクラスになるとカスタマイズする必要はありません。それもSSD + HDDの大容量になっていますから、あとはAHCIではなく、より高速なNVMeにするくらいでしょう。
30万円以上のおすすめゲーム用PC
選びたいパーツは決まりましたか?ではざっくりではありますが、30万円以上のゲーム用PCからおすすめのデスクトップとノートPCをご紹介します。
ドスパラ ガレリア VZ-X
CPU | Core i9-7900X(定格3.30GHz、最大4.30GHz) |
メモリ | 32GB(PC4-19200) |
グラフィックボード | GeForce GTX1080Ti 8GB |
ストレージ | 500GB SSD + 3TB HDD |
CPUを最高に強化したい人におすすめのゲーム用PCです。グラフィックボードはGTX1080Ti、メモリは32GBとまずまずですが、CPUがCore i9-7900Xなのでゲーム用PCのCPUとしてはハイエンドです。
Core i7-7700Kが4コア8スレッドなのに対し、Core i9-7900Xは10コア20スレッドなので桁違いの性能です。CPUでごりごりエンコードをする人に人気があります。
ドスパラ ガレリア ZZ-SLI
CPU | Core i7-8700K(定格3.70GHz、最大4.70GHz) |
メモリ | 16GB(PC4-21300) |
グラフィックボード | GeForce GTX1080Ti 11GB SLI |
ストレージ | 500GB SSD + 3TB HDD |
グラフィック性能を向上させたいならGTX1080Ti SLIがおすすめです。今のところGTX1080Tiを2枚搭載したゲーム用PCで最安値なのがドスパラです。だから実は凄く売れているデスクトップです。
グラフィックボード以外のパーツもなかなか高性能ですから、最先端のゲームを楽しむだけでなく3DCG制作や実況配信、録画、Cudaエンコードをやりたい人にぴったりです。
G-Tune NEXTGEAR-NOTE i7901BA1
CPU | Core i7-7700K(定格4.20GHz、最大4.60GHz) |
メモリ | 16GB(PC4-19200) |
グラフィックボード | GeForce GTX1080 8GB |
ストレージ | 240GB SSD + 1TB HDD |
ゲーム用ノートPCにもGTX1080搭載モデルがあります。GTX1080搭載ノートPCはどれも30万円以上です。ストレージやメモリをちょっとスペックアップしたら35万円くらいになります。
GTX1080搭載ノートもG-Tuneにしかありません。17.3型の大型液用はゲームをやるのに最適です。しかも4K液晶に対応したモデルなので、通常のフルHD液晶よりも遥かに綺麗な画質でゲームを堪能できます。