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H370とZ370はどっちがおすすめか比較

第8世代のIntel製CPU「Coffee Lake-S」が登場してから、対応するマザーボードが急増しました。しかし、その多くは「ハイエンドモデル」か「廉価版」の2タイプに集中していて、「そこそこ動く低価格モデル」が少なかった印象です。

そんな中、上位の機能を受け継ぎつつ低価格を実現したH370チップセット搭載マザーが登場し、市場を沸かせています。一体どんなチップセットが載ったマザーボードなのでしょうか。

コスパ派必見?H370チップセットとは

H370チップセットは、第8世代向けチップセットの最上位「Z370」のすぐ下に位置するグレードの製品です。Z370チップセットから「OCやSLI対応の機能」を削除し、「PCIレーン数」を24から20に減らしたモデルと考えて良いでしょう。

また、Z370チップセットよりも後発であることから、Z370では未対応だったUSB3.1(Gen.2)への対応も盛り込まれています。さらにワイヤレス機能も搭載していて、「Z370から一部機能を削除したリニューアル版」と言えるかもしれません。

Z370よりも劣るのはOCがない事とPCIeサポートレーン数がやや少ないことくらいで、ハイエンドなパーツ構成でも何ら問題ないでしょう。このH370ですが、コストパフォーマンスが良く、OCが不要なゲーミングPCユーザーには最適なチップセットといえます。

Z370よりも数千円~2万円も安い

H370チップセット搭載マザーボードは、Z370搭載モデルに比べて、数千円~2万円程度も価格が安くなっています。ざっと価格を眺めてみると11000円強から17000円におさまっており、13000円~4万円超のZ370よりも圧倒的に安いことがわかります。

OCとGPUの2枚刺しさえしなければH370で十分な性能を発揮するため、コストパフォーマンスが非常に良いですね。また、H370チップセット搭載マザーボードは、大手マザーボードメーカーから複数発売されており、選択肢が多いことも魅力です。

H370チップセット搭載マザーのおすすめモデル

個人的には、MSIの「H370 GAMING PRO CARBON」がおすすめです。H370モデルの中ではやや高めの16500円前後ですが、電源回路数(VRM数)はZ370モデルと同じ11フェーズ。

また、大型のGPU搭載時を想定してPCIeスロットを補強する「PCI-E Steel Armor」や、SSDの熱を放射しやすくする「M.2 Shield」という鉄製のカバーが付属。

ハイエンドモデルと同等の装備が配置されています。さらに、MSI製のGPUと組み合わせることで簡易OC機能(GPUのみ)を使えることから、パフォーマンス調整も容易です。Core i7 8700+GTX1070以上の構成で、安定したパフォーマンスを低価格で実現できるマザーボードといえるでしょう。