ゲーム用PCには必ずグラフィックボードが搭載されています。むしろグラフィックボードが搭載されているからゲーム用PCを名乗れると言ってもいいでしょう。
ゲーム用グラフィックボードにはいくつかの種類があり、「グラフィックボードの選び方 2017」で書いたようにどれを選ぶかで性能が大きく変わってきます。ゲームのサクサク度だけでなく、何年くらい快適に使えるかも決まります。
ではグラフィックボードの性能はそれぞれどれくらい違うのか比較してみましょう。
グラフィックボード性能比較表
世界で一番人気のあるゲーム用ベンチマークソフト「3DMARK FireStrike」のスコアを参考にします。
グラフィックボード | 3DMARK FireStrikeのスコア |
---|---|
GTX1080 8GB | 17468 |
GTX1070 8GB | 15618 |
GTX1060 6GB | 10561 |
GTX1060 3GB | 9422 |
GTX1050 2GB | 6814 |
まずGTX1060 6GBとGTX1060 3GBはビデオメモリが違いますが、実際にスペックも異なるために性能にも影響があります。大体10%くらいの性能差があり、私はGTX1060 6GBをおすすめします。VR Readyの基準を考えてもGTX1060 6GBのほうが安心です。
また、GTX1060 6GBとGTX1070の性能差も気になります。多くの人がGTX1060 6GB、GTX1070、GTX1080の3つから選ぶのですが、こうやって比較してみるとGTX1070やGTX1080のほうが遥かに高性能なことがわかります。またコスパもかなり違います。
だからコスパのいいグラフィックボードを選びたいなら絶対にGTX1070かGTX1080をおすすめします。特にゲーム用PCの価格になるとGTX1060 6GBとGTX1070は1万円しか離れていません。
実はグラフィックボード単体だと1万5千円くらいの差があります。つまりゲーム用PCとして購入した場合、ハイスペックな方を選んだほうがお得なのです。「コスパで選ぶならハイスペック」ということを覚えておきましょう。