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豊富なラインナップが魅力!Coffee Lake-S対応ASRock製マザーボード

コスパに優れたマザーボードを多数販売しているASRockが、Coffee Lake-S(第8世代Intel製CPU)対応のマザーボードに本腰を入れてきました。

今回は一気に9モデルを投入しており、多機能モデルからコスパ重視モデルまで実に豊富なラインナップです。今回はその中から、特に注目の2モデルを紹介します。

定番のゲーミングPC向けブランド「Fatal1ty Gaming」

最上位モデルはもちろん、同社が誇るゲーミングPCブランド「Fatal1ty Gaming」から。

ウルトラハイエンドモデルの「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」は多機能かつ高品質なATX対応マザーボードです。

最大64GBのメモリ搭載が可能(メモリスロットは4つ)で、PCI Express 3.0 x16が3基、M.2SSD用スロットが3つ、SATA 3.0ポートが8つという充実ぶり。

さらにUSB3.1(Gen2)が3ポート、USB3.1(Gen1)が8ポート、USB 2.0が6ポート、4K出力対応HDMI、DisplayPort 1.2も搭載。

また、Creative Sound Blaster Cinemaを搭載していることから、音質も折り紙付きといえるでしょう。もちろん、Wifiや10GbLAN、ニチコン製高品質コンデンサも採用しています

価格は約4万円ですが、機能の充実ぶりを考えると決して高くはないといえそうです。

小型かつ多機能なオールラウンダー「Z370M-ITX/ac」

ASRock製マザーボードの中で、個人的に注目しているのがMini-ITXサイズの多機能モデル「Z370M-ITX/ac」です。

豊富な機能とハイエンドに見劣りしない性能を持ちながら、小型で省スペースなゲーミングPCが構築可能になります。

今回リリースされた「Z370M-ITX/ac」も、最大32GBメモリ搭載可能(メモリスロット2)、PCI Express 3.0 x16×1、M.2SSDスロット×1、SATA3.0ポートが6つと必要十分。

さらにUSB3.1(Gen1)が8ポート、USB 2.0が2ポート、4K出力対応HDMI、DisplayPort 1.2とサイズを感じさせない機能の充実ぶりです。

価格は約2万円と「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」の半分。

SLIやCross FireXなどでグラフィックボード2枚刺しをしないなら、こちらでも十分なパフォーマンスが出せます。

Coffee Lake-S対応マザーボードの注意点

Coffee Lake-S(第8世代)のCPUは、CPUソケットに「LGA1151」を採用しています。つまり、今回紹介したマザーボードも、CPUソケットはLGA1151です。

これは第6世代(Skylake)や第7世代(Kabylake)と同じなのですが、これらのCPUとは互換性が無いのです。

形状は同じでも、電気的な互換性が無く、Coffee Lake-S対応マザーボードには載せられません。この点は注意が必要ですね。

既存の資産を流用できないのは少し残念ですが、6コア以上の現実的なCPU選びならCoffee Lake-Sは有力な選択肢のひとつになるでしょう。