※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

予算5万円でゲーミングPCは自作できるのか?2017年夏編

ゲーミングPCを自作するときに予算の制限がある方は多いと思います。ゲーミングPCをBTOで購入すると平均して10万円から15万円以上必要になりますし、学生や社会人1年生にはつらいところですよね。

そこで、必要十分なスペックを備えながら、5万円以下でゲーミングPCが作れるかを考えてみます。工夫次第で、快適なゲーミングPCが作れるものですよ。

5万円ゲーミングPCを実現するための構成

まず、5万円を何にどれくらい使うかを決めていきましょう。対象とするゲームタイトルは5年以内にリリースされたMMO、MO、FPSなどです。

フレームレート(FPS)は、60程度をキープすると考え、サイズにはこだわらないものとします。また、OSは既存のものを流用すると仮定しました。

それでは以下、予算案です。

CPU:7000円(想定パーツ:Pentium Dual-Core G4560=7000円前後)

グラフィックボード:15000円(想定パーツ:GeForce GTX1050Ti 4GB STORMXドスパラ限定web限定モデル=14980円)

メモリ(4GB):3500円

マザーボード:9000円(想定パーツ:ASRock「H110M-ITX」=8600円前後)

電源:5000円前後で80PLUS認証のもの

ストレージ:8000円(SSD、容量128GB)

これで合計「47500円」。あまったお金でケースは「Fulmo.Q ECA3360 ドスパラWeb限定モデル(3000円)」などにすれば概ね5万円で小型ゲーミングPCの出来上がりです。

物足りなくなったときのアップグレードパス

まず最初に不足しがちなのがメモリでしょうね。ゲーム専用マシンとしてなら余計なアプリを一切起動せずに何とかなりますが、その他の雑用をすると一気に不足するはずです。

次にCPUに不満が出るかもしれません。しかし、Pentium Dual-Core G4560は低価格帯ではかなり優秀なCPUですので、ゲーム単体であればそれほど不便は出てこないでしょう。

シングルスレッド性能は3世代前のCore i7と比較しても遜色がありませんから。5年以内にリリースされたゲームタイトルという縛りなら、かなり高度な3D処理を要求されない限り、60FPSは実現できるはずです。

後は正直なところ、それほど手を加えるポイントがありません。安い大容量HDDを追加するくらいでしょうか。安く済ませても、意外と手を加える部分がないのが、この構成の強みですね。

ケースや電源が流用できるのであれば、最初からメモリを8GBにしておくのもひとつの方法です。

低価格でも品質の良いパーツを買うことが重要

マザーボードや電源に特に言えることなのですが、安くても品質の良い、実績のある製品を買うことが重要です。

この2つは地味でもひたすら、実績と安定性に注目しましょう。ゲーミングPCは、どうしてもGPUにお金をかけなくてはなりませんが、バランスと安定性は何よりも大切。

そして以外に節約できるのが「CPU」です。グラフィックボードありきなので、無理に高いパーツを買う必要はありません。

安くバランスの良いゲーミングPCを創るためには、いかに節約ポイントを見極めるかが大切になってきます。