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高TDPなCPUでもしっかり冷却できるCPUクーラー 2018年版

CPUの物理コア数が飛躍的に伸びている今、同時に熱対策も重要さを増しています。物理コア数が増えるごとにTDPが上昇傾向にあるからです。

特に夏場はCPUの温度管理に気を使う必要があり、リテールクーラーでは充分な冷却ができない可能性がでてきます。「今後のCPUクーラーは「高TDP対応」が肝になる可能性」での予想はきっと当たります。

そこで、TDPが高い6コア以上のCPUでもしっかり冷却できるCPUクーラーをピックアップしてみたいと思います。

14センチファン2枚の衝撃~CRYORIG「R1 UNIVERSAL V2」

ハイエンドなCPUクーラーの中でもひときわ異彩を放つ「R1 UNIVERSAL V2」。価格は12000円前後と高めですが、その品質はお値段以上といえます。

14センチファンとアルミ製ヒートシンクが交互に折り重なった独特のスタイルで、圧倒的な冷却性能を実現。

また、背の高いヒートシンク付きメモリにも干渉しないよう設計されており、巨大さがネックにならないというメリットがあります。

また、Ryzen(ソケットAM4)には非対応とのことでしたが、購入証明を送ることでアップグレードキットが無償提供されるため、第二世代Ryzenの高TDPモデルにも使える優れものです。

ヒートシンクの出来栄えが非常に良いので、ファンを低回転で回しても十分な冷却性能を誇ります。静穏化にも役立ちますね。

お手頃価格の定番モデル~Scythe SCKTT-2000 (虎徹 Mark II)

あの虎徹シリーズの新モデルとあり、人気・実力ともに上位にくるのが「Scythe SCKTT-2000」です。4000円以下で買えるCPUクーラーとしては、最もバランスが取れているかもしれません。

装着が簡単で、なおかつ静音性も抜群とあり、名機「虎徹」の名に恥じない後継モデルといえるでしょう。購入者の評価も非常に高く、初心者から上級者まで、扱う人のレベルを問わないCPUクーラーです。

まだまだ根強いトップフローの雄~Scythe SCCT-1000 (超天)

コンセプトは虎徹のトップフロー版というだけあって、サイドフローの名機「虎徹」をそのまま横にしたような形状が印象的です。

12センチファンと肉厚なヒートシンクによるトップフロー型の冷却は、CPUソケットのみならず周辺の基盤やメモリも冷却します。

mini-ITXサイズならば、これひとつで基盤のほぼ全域を冷やすことができるでしょう。小型ゲーミングPCにメニーコアCPUを搭載するなら、必ず良い仕事をしてくれるはず。

小型高性能なゲーミングPCなら、是非トップフロー型のCPUクーラーにも目を向けたいところです。超天の評価は「トップフロー型も健在!サイズの新CPUクーラー「超天」」の記事に書いてあります。

TDP95W以上なら冷却対策は必須

Intel、AMDともに、デスクトップ向けCPUの上位モデルはTDPが95Wを超えるものが大半です。特にRyzen 7 2700XのようにTDPが105Wともなれば、夏場の冷却対策は特に気を遣わなくてはなりません。

Ryzen自体はプロセスルールの微細化によって熱への耐性が上がっているものの、周辺のパーツへの影響がありますからね。できるだけファンの口径が大きく、ヒートシンクの品質が良いものを選びましょう。「ゲーム用PCのCPUファンの選び方」の記事も参考にしてください。