類似ゲームの台頭によって一時の勢いはなくなったとはいえ、今なお大人気のバトルロイヤルゲーム「PUBG」。PUBGを遊ぶためにゲーミングPCに興味を持った人も少なくないはずです。「意外と軽い」「ハイスペックは不要」との声も聞こえるPUBGですが、ストレス無く遊べるパーツ構成をご存じでしょうか?
今回はPUBGをストレス無く遊ぶためのラインを探ってみたいと思います。
画質「ウルトラ」で快適に遊ぶには?
PUBGを画質「ウルトラ」でストレスなく遊ぶためには、最低でもGTX1050Ti以上のGPUが必要になります。
ここでいう「ストレス無く遊ぶ」とは、フレームレート50前後のこと。60~70レベルのフレームレートを求めるならば、もうワンランク上のGTX1060(6GB版)が目標になるでしょう。これはCPUのランクに関わらず、最低限のラインといえます。
また、PUBGの最高フレームレートは145であり、限界付近のフレームレートを常にもとめるならば、GTX1080Tiが無難です。GTX1080Ti+Core i3 8100で平均フレームレートが140強にまで達するため、GPUの影響がかなり大きいゲームといえるでしょう。
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できるだけ安く60FPS以上をキープするには?
一般的なモニターのリフレッシュレートが60Hz前後であることから、60fpsは「ストレスを感じないフレームレート」と言われることが多いです。
ではPUBGでウルトラ画質かつ60fps以上をキープするには、どういった組み合わせが良いのでしょうか。それも、できるだけ少ない予算で達成する組み合わせです。
結論から言うと、GTX1060(6GB版)+Core i3 8100という組み合わせが適しているでしょう。この組み合わせならば、ウルトラ画質かつフルHD環境で、平均70FPS程度を目指すことができます。
また、WQHD環境で60fpsを習うなら、GTX1070かGTX1070Tiが必要になります。さらに、4K環境ならばGTX1080以上が必要で、GTX1080Tiが推奨となるでしょう。
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CPUについては第7世代のCore i5クラスでも60fps以上を目指せますが、フレームレートがばらつきやすくなるため、第8世代以降の4コア4スレッドCPUにしておくのがベターです。したがって、Core i3 8100を最低ラインとするのが妥当だと思います。
ゲーミングPCはCPUとGPUのバランスが重要
PUBGのように、CPUのグレードがそれほどパフォーマンスに影響しないゲームであっても、CPUとGPUのグレードに差がありすぎるのは良くありません。特にGPUだけをハイエンドにしてCPUをローエンドモデルにしてしまうと、CPUの性能がボトルネックになり、せっかくのGPU性能が無駄になってしまいます。
ボトルネックは「CPUとGPUのグレード差が大きい」ほど発生しやすくなり、ゲーミングPC全体のパフォーマンスを下げてしまうのです。そのため、CPUとGPUはなるべくグレード差がないような構成にすると良いでしょう。