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省スペースマシンはCPUクーラーから!「SLIMHERO」の魅力と評価

自作PCやBTOパソコンで小型高性能マシンを好む人が増えており、Mini-ITX需要が伸びています。しかし、Mini-ITXは物理的な大きさの制限から、思うようにパーツを追加できないのも事実です。

その代表例がCPUクーラー。冷却性能=大きさになりがちなCPUクーラーはMini-ITXの天敵といえるかもしれません。今回はそんなMini-ITXでもすんなりと装着できるCPUクーラーを紹介します。

高さ6センチ弱!ロープロCPUクーラー「SLIMHERO」

高性能なCPUをOC(オーバークロック)して使う場合は、冷却に力を入れなくてはなりません。リテールクーラー(CPUに標準で付属するクーラー)の性能が上がってはいるものの、限界がありますからね。

最近流行しているのは高さ15センチ前後のサイドフロー型CPUクーラーで、高さと大型のファンを活かし、CPUを冷却します。

しかし、この15センチという高さがMini-ITXを始めとしてスリムタイプPCには辛いのです。キューブ型であってもギリギリ、長方形のHTPCタイプならば搭載不可能というのが実情。

そこで登場したのが、高さ5.9cmの薄型CPUクーラー「SLIMHERO」です。トップフロー型ではあるものの、12センチファンを搭載しており、リテールクーラー以上の冷却能力を誇ります。

今回発売されたのはRyzenのSocket AM4対応タイプで、マルチコアCPUの高いTDPを補完するCPUクーラーといえます。価格は約4000円で、大手BTOショップではツクモで入手が可能です。

Mini-ITXではCPUクーラーが特に重要!

Mini-ITXを中心としたスリム、小型PCでは、CPUクーラーが特に重要な意味を持ちます。なぜなら、ケース内エアフローの大半がCPUクーラーのファンに依存するからです。

マイクロATXやATXサイズのケースのように大型のケースファンを取り付けにくく、ケースないの余白も少ないために、いかにCPUクーラーのエアーフローを整えるかという点が、冷却の成否にかかわってきます。

CPUの種類によってはファンレス運用も可能ですが、その場合は性能をかなり下げなくてはなりません。例えばIntelのCleron Dual core G3000シリーズあたりですね。

このクラスになるとファンレス運用も可能になります。しかしRyzenやCore i5クラスになると、実質的にファンレスは難しくなり、どうしてもCPUクーラーの冷却能力が必要になるのです。

予算が許すなら水冷も視野に

CPUクーラーの大きさやスペックに納得がいかない場合は、簡易水冷も考えていきましょう。簡易水冷なら比較的導入も簡単で、充分な冷却能力を持ちます。

水冷のヘッド部分はリテールクーラーよりも小さいですから、Mini-ITXサイズのケースでも装着が不可能ということは少ないです。

ただし、簡易水冷であってもある程度のエアーフローは確保する必要があり、結局はケースファンを取り付けることになります。予算とスペースを考えながら、CPUを選んでいきたいですね。