日本は海外に比べるとeスポーツが浸透しているとは言い難い状況です。それでも最近ではやっとeスポーツの認知度も上がり、スポーツとしての大会も見られるようになってきました。
こうした動きに追い風となるニュースを、ニコニコとAMDが提供しています。
AMDが賞金1000万円を提供!ニコニコ闘会議2018
ニコニコ闘会議は、ニコニコ動画などで有名なniconicoが運営するゲームイベントで、2015年から毎年1回開催されています。
2015年の来場者数は35786人、2016年には47588人、2017年は68459人となっており、年々倍増していますね。
国内では間違いなく最大級のゲームイベントです。
そんなニコニコ闘会議にあのAMDが賞金を提供するというニュースがあります。AMDは日本でのeスポーツ普及に尽力しており、総額1000万円をニコニコ闘会議2018に提供するようですね。
世界的なCPUメーカーとして名高いAMDが、日本でのeスポーツ普及に本腰を入れてきたということは、eスポーツが日本で流行する兆しなのかもしれません。
特に若い世代の間ではFPSやRTSが流行しており、クラブ活動のようなノリで毎晩ゲームを楽しむ人が増えています。
eスポーツがオリンピック競技となる未来
スポーツがオリンピック競技として認められるためには、いくつかの条件があります。
中でも重要なのは「国境や性別、宗教の枠を超えて楽しめること」「友情や平和とともに新たな刺激を与えること」なんだそうです。
これは実際に東京オリンピック大会組織委員会CFOである、中村英正氏が語っています。
eスポーツはこの2つを満たしており、方向性としてはオリンピック競技になってもおかしくないものです。
実際に国境を越えて対戦することもありますし、性別も年齢も様々ですよね。こういったボーダレス性こそ、eスポーツがオリンピック競技として期待される理由だといえます。
日本にもプロゲーマーが増えるかもしれない
これまでは大会の少なさや賞金額の低さから、日本国内のみの活動でプロゲーマーとして生活することは難しいものでした。
日本人の有名プロゲーマーの多くが海外に遠征し、そこで賞金を稼ぐという実態があったわけです。
海外のeスポーツは賞金も高額で、スポンサーにも世界的な企業がいくつも名を連ねています。
今回のニコニコ闘会議2018のように、高額な賞金を提供するスポンサーがつけば、eスポーツは一気に拡大していく可能性が高いわけです。
3年後、5年後のプロゲーマーを目指して、今から練習用のマシンを確保してみてはいかがでしょうか。