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CPU+GPUの統合!「KBL-G」搭載の新ゲーミングPC「HiGame」

第2世代Ryzenや新たな第8世代Core iシリーズの発売など、CPU市場が活気づいています。その中で、2018年特に注目の技術「KBL-G(Kaby Lake-G)」を搭載したPCが登場しました。

今回はKBL-Gのおさらいと、搭載PCのスペックなどを紹介したいと思います。

第8世代Core+Radeon Vegaの衝撃!KBL-Gとは?

KBL-G(Kaby Lake-G)とは、IntelとAMDが共同開発を進める新たなユニットで、CPUとAPUの中間に位置するものと考えて良いでしょう。

カテゴリとしてはCPUなのですが、第8世代CoreシリーズのコアとRadeon Vegaのコアが同居し、ハイエンドGPUメモリ「HBM2」までも統合するという、なんとも異質な存在です。

しかしその性能は折り紙付きで、IntelのモバイルCPU「Core i7-8550U(4コア8スレッド、1.8~4GHz動作)」にミドルレンジGPU「GTX 1050」を加えた構成よりも性能が高いとのことです。単一のCPUとしては、これまでにない性能を持っているといえるでしょう。

一部情報によれば、3DMark 11を用いたのグラフィックステストで、Core i7-8550U+GTX 1050よりも3割から4割も上のスコアを叩き出すとのこと。このスコアが本当であれば、KBL-Gは「ミドルレンジCPU+GTX1060(3GB)」程度の性能を持っていることになります。

ちなみに2018年4月20日時点で、公式ホームページ上に、Core i7 7700HQ+GTX1060に比べて7%~13%高速という結果が発表されているため、やはりこの結果は本当なのでしょうね。

KBL搭載ゲーミングPC「HiGame」のスペック

また、KBL-Gを採用したゲーミングPC「HiGame」は、卓球の両面ラケットレベルの小さなサイズです。高さ17.3cm×奥行15.8cm×幅7.3cmで、SSDやThunderboltなどが標準装備されています。

クラウドファンディングサイト「Indiegogo」での出資を募る予定とのことで、実際に手元に届くのはまだ先になるでしょう。

それにしてもこのサイズであっさりとこの性能を達成するあたり、ゲーミングPCの進化を感じますね。発熱やTDPがどのくらいかによりますが、無音の小型ファンレスゲーミングPCが手に入る日もそう遠くはなさそうです。

HiGameに使われているのはどのKBL-Gか?

KBL-Gにもいくつかのグレードがあり、HiGameに使用されているのがどのグレードなのかははっきりしていません。グラフィックス性能を考えると、Core i7-8809G、Core i7-8709G、Core i7-8706G、Core i7-8705Gのいづれかと言えそうです。

同じくKBL-Gが搭載されているIntelの超小型PC「Hades Canyon NUC」には、Core i7-8809GもしくはCore i7-8705Gが搭載されていますから、おおむねこれに近い形ではないでしょうか。ゲーミングPCの小型高性能化では、このKBL-Gが大本命と言えますから、今後も搭載PCの登場が期待できますね。