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Kaby Lake-G採用の手のひらサイズゲーミングPC「LEVEL∞ I-Class」

ゲーミングPCの小型化が進んでいる中、ついに手のひらサイズで充分な性能をもつゲーミングPCが、大手BTOショップからリリースされました。

今回紹介する「LEVEL∞ I-Class」は、インテルのCPUとAMDのモバイルGPUをひとつの基盤にまとめた「KBL-G(Kaby Lake-G)」を採用していて、これまでの超小型ゲーミングPCとは一線を画す性能です。

超小型ゲーミングPCの新時代を告げる製品といっても過言ではないでしょう。ではそのスペックを解説していきたいと思います。

KabyLake R+Radeon vega Mの衝撃!「LEVEL∞ I-Class」

パソコン工房が発売した超小型ゲーミングPCは、今まで「NUC」と呼ばれる分野でした。もともとはインテルが提唱した小型PCの新規格です。

一見、小型のHTPCのようないでたちなのですが、HTPCよりもさらにうすく、小型化が可能なことで注目を浴びています。

今回パソコン工房が発表した「LEVEL∞ I-Class(以下I-Class)」は、NUCをベースにしつつ、インテルとAMDの技術が結集された「8th Gen Intel Core with Radeon RX Vega M Graphics」を搭載しているのが特徴です。

8th Gen Intel Core with Radeon RX Vega M Graphicsは、通称「KBL-G(Kaby Lake-G)」と呼ばれ、今までの「CPU+内蔵グラフィックス」という代物とは全く別の製品になります。

簡単いうと、長方形の基盤にCPU、GPU、ビデオメモリ(HBM2)を並べて配置して接続しているものであり、独立したCPUとGPUをひとつの基板上に配置しているものです。

そのため、GPUはCPU内蔵の「Intel HD グラフィックス」と「Radeon Vega M」という2種類を搭載していることになります。(実際にはRadeon側が出力を担当する)

このようにモバイル向けCPUの性能に風穴をあける新CPU「KBL-G(Kaby Lake-G)」を採用したI-Classは、ゲーミングノートPCにも小型デスクトップにも影響を与える製品になりそうです。

LEVEL∞ I-Classの具体的なスペック

早速、I-Classの具体的なスペックを見ていきましょう。I-Classには2018年5月時点で4つのモデルがありますが、今回は20万円以下の「LEVEL-IN7V-i7-VHX」を紹介します。

LEVEL-IN7V-i7-VHXのスペック

  • OS:Windows 10 Home 64ビット [DSP版]
  • CPU:Core i7-8809G(4コア8スレッド、3.1GHz~4.2GHz動作)
  • GPU:Radeon RX Vega M GH graphics
  • メモリ:DDR4-2400 S.O.DIMM (PC4-19200) 8GB(4GB×2)
  • ストレージ:250GB NVMe対応 M.2 SSD
  • 電源:230W(ACアダプター付き)
  • 本体サイズ:幅221ミリ × 奥行142ミリ × 高さ39ミリ

この構成で価格は、税込み約18万円です。Core i7-8809Gに搭載されている独立GPU「Radeon RX Vega M」は、GTX1050Ti以上GTX1060未満といった性能ですから、決して高いわけではありませんね。

むしろミドルレンジデスクトップクラスの性能が22センチ×14センチ×4センチの中に込められていて、驚きを隠せません。

また、Core i7-8809Gの基板上にはハイエンド向けビデオメモリである「HBM2」が使われており、GDDR5やGDDR6よりも高速なデータ転送が可能です。

カスタマイズ次第で超小型の万能機に

LEVEL-IN7V-i7-VHXは、標準搭載されているメインメモリが8GBですが、これをカスタマイズで16GBに変更可能です。

ここまでくれば、最早このマシン出来ないことのほうが少なくなり、一部のハイエンドゲーミングPC以外はI-Class製品で十分になってしまうでしょう。

今後もKBL-G(Kaby Lake-G)を採用した超小型ゲーミングPCは増えそうですから、大手BTOショップの動きに要注目です。

>> LEVEL-Iシリーズのラインナップはこちら

他のBTOメーカーにも小型デスクトップゲーミングPCがあります。大きさや性能を比較しているので気になる方は「小型ゲーミングPCの性能・コスパ・拡張性を比較」の記事を読んでみてください。