AMD Ryzenシリーズの登場や第8世代intel製CPUの登場で、一時も目が離せない状況になっているCPU市場。ゲーミングPCファンにとっては「最高の買い場」になってきていますね。そこでゲーミングPCに適したCPUを、個人的に5つ選んでみました。
何を重視するかは人それぞれですが、自分の目的に合ったCPUを選んでみてください。
単純に価格の安さを重視するなら「Celeron Dual-Core G3930」
参考価格:4500円前後
圧倒的な安さを誇る準最新世代CPUといえば、このG3930です。最近はゲーミング用途以外でも注目されており、暗号通貨マイニング用CPUの定番と化しています。安さと必要十分な物理2コア、2.9GHz動作という性能で、コスパ重視のゲーミングPCファンの心をガッチリつかんでいます。
カジュアルゲーマーならこれ一択!「Core i3 8100」
参考価格:15000円前後
Intelの第8世代CPUの中でもコスパに優れるCore i3シリーズの下位モデルです。今世代からCore i3シリーズが物理4コア化したことで、圧倒的にお得感が高まりました。
動作クロックも3.6GHzと、トータル性能で2世代前のCore i5を凌駕するものとなっており、カジュアルゲーマーならこれで何の不満もないでしょう。
そもそも4コアかつ3GHzオーバーなCPUの性能をフルに使う機会、ほとんどありません。わずか15000円弱でこの性能が手に入る、素晴らしい時代になったものです…。
ミドルレンジクラスの大本命「Core i5 8400」
参考価格:24000円前後
6コアかつ常用でも4GHz動作をあっさり実現する神CPU「Core i5 8400」。この価格帯では驚異的な性能で、1世代前のハイエンドモデル「7700K」と大差ないレベルまで到達しています。
なぜIntel社がこの性能をこのレンジに投入したのかを考えると、やはりRyzenシリーズの影響が大きいでしょう。本来、第8世代CPUはもう少し時間が経ってからリリースされる予定でしたが、AMDに対抗するために前倒しで市場へ投入したといわれています。
つまり、Core i5 8400はちょっと未来の性能なのです。このCPUは、完全に前時代のハイエンドCPUを無かったことにしています。
メニーコア時代の定番となるか?「Ryzen 1800X」
参考価格:48000円前後
物理8コア、16スレッドというハイエンド環境の中でもお得な価格で高性能を実現しているのが「Ryzen 1800X」。シングルスレッド性能こそIntel製CPUに一歩譲るものの、総合性能では互角以上の戦いを見せ、第7世代Intel製CPUを完全に置き去りにしました。
IntelもCore i7 8700Kという良CPUを投入してきたため、今後もデッドヒートが予想されるでしょう。Ryzen 1800Xは、GTX1070Tiあたりと組み合わせれば、コスパ抜群のハイエンドゲーミングPCになります。是非お試しあれ。
王者の風格漂う圧倒的性能「Ryzen Threadripper 1950X」
参考価格:125000円前後
物理16コア、32スレッド、最大4GHz動作、TDP180Wと全てが圧倒的なハイエンドモデル「Ryzen Threadripper 1950X」価格もさることながら、巨大なCPUダイが特徴的で、冷却にはしっかりと「Ryzen Threadripper」のパーツが求められます。
特に簡易水冷を導入する時は、ヘッドがRyzen Threadripperに対応しているものかを確認しましょう。こちらはゲーミングPC用というよりも、完全に「総合的なCPU性能の王者」という感じでしょうか。もちろんゲーミング用でも十分すぎる性能を発揮します。
また、ゲームと同時に動画制作やデザイン、仮想マシンの使用を考える方には最適なCPUです。