FPSプレイヤーならもはや常識ともいえるほどに広まった、左手用ゲーミングキーボード。ゲーム用にカスタマイズされた設計から人気を集めています。
しかし、本当に左手用ゲーミングキーボードは必須なのでしょうか。また、両手用キーボードに比べて、どんなメリットがあるのでしょうか。
WASD方式のゲームなら大活躍!左手用ゲーミングキーボード
左手用のゲーミングキーボードは、FPSを始めとした「WASD方式」のゲームにおいて威力を発揮します。
WASD方式とは、キーボードのW,A,S,Dがそれぞれ前後左右の移動に対応していることを指します。
FPSだけに限らず、MOやアクション性の高いMMOなどでも採用されていますよね。国産MMORPG最大手の一角、ドラクエ10でさえこのWASD方式ですから。
左手用ゲーミングキーボードを使うと、左手だけを独立して動かすことができますし、自分の動きやすい体制でゲームをプレイできます。
一瞬のチャンスを逃さない精密な操作には、両手のポジショニングが重要ですからね。
また、PCゲーマーであれば、チャット以外の主なキー操作がほとんど左手側に集中してることは、大体想像がつくでしょう。
ファンクションキーもF5あたりまであれば十分ですし、ESCで動作の中断などもできます。つまり左手用ゲーミングキーボードだけで、ほぼすべてのキー操作をカバーできてしまうのです。
チャット多用派には不便?意外なデメリット
一見万能型に見える左手用ゲーミングキーボードですが、ゲーム内チャットを多用する方は注意が必要です。
左手用だけではチャットが満足に打てず、コミュニケーションに支障がでます。何しろキーの数は左手の範囲だけです。(通常の半分~3分の1以下)
つまり完全にコントローラとして特化しているキーボードであり、文字入力によるコミュニケーションには向いていません。
また、左手用ゲーミングキーボードに慣れてしまうあまり、通常のキーボード操作に違和感がでるというデメリットもあります。
もちろん「PCはゲーム機!」と割り切っているなら構いません。
しかし、日常の勉強や資料作りにも多用するのであれば、素直に両手用のゲーミングキーボードを使うのもひとつの方法です。
5000円以下で買える左手用ゲーミングキーボード
試しに左手用ゲーミングキーボードを導入してみたいなら、サイズの「T9-PLUS」あたりがおすすめです。
ドスパラの販売価格で4980円と、それほど高額でもありませんからね。
青軸メカニカルスイッチやパームレスト一体型デザイン、RGBフルカラーLED、マクロ登録可能など機能面ではかなり充実しています。
初心者から上級者まで、FPSやRTSのプレイをサポートしてくれそうですね。