第2世代Ryzenの登場で、BTOショップのモデルにもお得なモデルが増えています。今回はその中から「Ryzen 7 2700」搭載のコスパ良好モデルをご紹介します。
Zenアーキテクチャをさらに磨き上げた「Zen+アーキテクチャ」を採用した第2世代Ryzenモデルは、今後のゲーミングPC界の目玉になりそうですよ。
パソコン工房のRyzen 7 2700搭載モデル
パソコン工房は、Ryzen 7 2700搭載のゲーミングPCとして「LEVEL-M0B3-R72-RNJ」を発表しました。
スペックは以下の通り。
LEVEL-M0B3-R72-RNJのスペック
OS:Windows 10 Home 64ビット (DSP版)
CPU:Ryzen 7 2700(8コア16スレッド、3.2~4.1GHz動作、TDP65W)
マザーボード:AMD B350搭載マザー
メモリ:DDR4-2400(PC4-19200) 8GB(4GB×2)
GPU:GeForce GTX 1060 3GB GDDR5
ストレージ:1TB SATA HDD
電源:500W 80PLUS SILVER認証 ATX電源
この構成で税込み価格13万円弱です。CPUに第2世代Ryzenの上位モデル「Ryzen 7 2700」を搭載しています。第2世代Ryzenではターボ機能が強化されており、3コア以上がアクティブな状態でもしっかりと自動OCが効くというメリットがあります。
そのため、マルチスレッド性能が向上しており、旧世代のRyzen 7 1800Xと同等クラス、状況によってはそれ以上のパフォーマンスを発揮します。
LEVEL-M0B3-R72-RNJのカスタマイズポイント
あえてカスタマイズポイントをあげるとすれば、ストレージとメモリでしょうか。ストレージはやはりSSDを搭載すべきだと思います。個人的にはITBのHDDよりも、+7980円で240GBのSSDに換装するほうがトータルバランスが良くなると感じますね。
また、メモリもできることなら16GBにしたいところです。ゲーム専用ならば8GBでも十分ですが、このあたりは個人の感覚によるでしょう。さらにCPUの性能を考えると、+39800円でGPUはGTX1070Tiに変更、もしくは+8980円でGTX1060の6GB版に変更するのがベターではないでしょうか。
こうなると立派なハイエンドゲーミングPCですが、SSDとGTX1070Tiを追加しても18万円弱で購入できてしまうのがお得さの証拠だと思います。
第2世代Ryzenと第8世代Coreの選択
ゲーミングPCのCPUとしてはインテルの第8世代Coreシリーズが一歩リードというイメージでしたが、第2世代Ryzenの登場で全くわからなくなりましたね。
マルチコア性能ならRyzen、シングルコア性能ならCoreシリーズというのは変わりないものの、4K環境やDirectX環境ではRyzenが有利というデータも出ています。「CPUマイニングならRyzenが強い理由とは」でも紹介したように仮想通貨のマイニングにも適しています。
価格もRyzenがやや安い(CPUクーラーが付属するため)ので、マルチコア性能を活かして1台で何でもこなしたいという方にはおすすめできそうです。