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PCケースファンのスペックはこう見る!

ゲーミングPCの人気が高まっている最近では、PCケースファンも様々な製品が登場しています。

特にRGB LED制御に対応したカラフルなファンが増えましたね。しかし、PCケースファンは見た目以上に「回転数」や「風量」が重要です。

そこで、PCケースファンのスペックの見方を解説します。

PCケースファンのスペックで重要なポイント5つ

PCケースファンのスペックとして重要なのは、以下の5つです。

  • サイズ
  • 回転数
  • エアフロー(風量)
  • 騒音値
  • コネクタ形状

大体この5つに注意しておけば、間違ったケースファン選びは防ぐことができます。

サイズ

PCケースファンのサイズは、「本体の大きさ」を表しています。羽部分の直径ではないのです。つまり12センチファンの場合は、12センチ×12センチの取り付けスペースが必要になります。

また、PCケースファンとして採用されるサイズは、9センチ、12センチ、14センチが主流です。

2017年現在では、12センチ以上が大半となっています。ファンが大きくなるほど、静かで風量が多い(=冷却能力が高い)ことになります。

大きいファンで空気を回すと、少ない回転数で大量のエアーフローを発生させられ、回転による騒音も少ないからです。

回転数

ファンが毎分何回転するかを表しています。大体「600-1500RPM ±10%」といった表記になっているでしょう。

これは毎分、最小600回転から最大1500回転まで対応しており、回転数の誤差は±1割という意味です。前述したように、回転数が少ないほど騒音が小さくなります。

純粋な冷却能力重視なら最大回転数、静音性重視なら最低回転数に注目するという見方が一般的です。

エアフロー(風量)

末尾に「CFM」という表記がある数字が、実際のエアフロー(風量)を表しています。

PCケースファンの中では、個人的に最も重要なスペック情報だと考えています。最近のRGB LEDファンの中には、見た目の派手さと静音性をアピールするあまり、風量が確保されていないものがあるからです。

最低でも40CFM以上は確保できるケースファンがおすすめです。

騒音値

単位は「dBA」で表されます。簡単に言うと「どれくらいうるさいか」を表す数字です。数字が高いほど騒音がでる可能性があります。

12センチ以上のファンを複数搭載するなら、30dBA未満に抑えておいたほうが無難です。

コネクタ形状

PWM制御(回転数を制御できる機能)対応のファンであれば、4ピンコネクタになります。ファンコントローラやBIOS上からファンの回転数を制御するなら、4ピンのものを購入しましょう。

20センチ以上のファンも

最近ではあまり見かけなくなりましたが、20センチ以上の大型ファンも販売されています。

ただし、搭載できるPCケースが少なく、実際の使いどころも微妙なため、やはり12センチと14センチに絞って購入したほうが無難です。「ゲーム用PCのケースの選び方」も重要なのでセットで学んでください。

今回紹介したポイントをチェックしておけば、ファン選びで失敗することは殆どないと思いますよ。