ゲーミングノートPCも良いけれど、もっと軽めのゲームを気軽に外でプレイしたい。しかし、スマホでは物足りないし、ノートPCではかさばってしまう。
こんなゲーマーの要望を見事に体現し、「神機」とまで呼ばれているゲーミングPCがあります。それが「GPD Win」です。
国内ではツクモで予約を受け付けている「GPD Win」ですが、一体どんなPCなのでしょうか。
UMPCなゲーム機「GPD Win」の特徴
GPD WinはGPD Technology 社がクラウドファンディングで出資を募り、開発、販売にこぎつけたWindowsOS搭載のUMPCです。
このUMPCという言葉、あまり聞きなれないという方が多いのではないでしょうか。UMPCとは簡単に言えば超小型・超軽量のモバイルPCのこと。
実は20年以上前から存在するジャンルです。サイズとしてはA5サイズよりも小さく、画面サイズも5インチ前後のものが多いです。
Sonyから2009年に発売された「VAIO Type P」なんかは当時話題になりましたね。長方形でwebカメラも搭載しており、手帳サイズのPCでした。
しかしUMPCの多くはスペック的にWindowsOSを満足に稼働させるのが難しく、なかなか通常のPCと同じ使い勝手とはいきません。
そのデメリットを見事に取り除いたのがGPD Winです。スペックは以下の通り。
OS | windows10 |
CPU | Atom x7 Z8700(4コア1.6GHz) |
メモリ | 4GB |
ディスプレイ | 5.5インチ(1280×720)ゴリラガラス製 |
IntelのAtomとはいえ、ハイエンドモデルですから性能は十分。しかもジョイスティック付きゲームパッドが搭載されていて、キーボードとゲームパッドを一度に使うことができます。
任天堂の3DSLLをやや厚くしたようなサイズ感ですね。
GPD Winで何ができる?
グラフィック性能は高くないので、FPSなんかをプレイするのは難しいでしょう。しかし、Intel HDグラフィックスを搭載しているため、軽めのブラウザゲームや国産MMOであれば動作可能です。
ちなみにドラクエ10では標準画質で「やや重い」でしたので、低画質なら狩りやパーティープレイを楽しめそうですね。
ドラクエ10はゲームパッドにも対応しているため、ゲームパッドとキーボードが同一筐体に搭載されているGPD Winは、外出先でのプレイに最適かもしれません。
以下のサイトでGPD Winの評価やレビューが具体的に書かれていました。
>> PCゲーマーならマストバイ!「GPD Win」を購入して色々設定してみた
2017年末には後継機も!
このように神機と呼ばれるにふさわしい、「痒い所に手が届く」仕様なGPD Winですが、2017年末には後継機のGPD Win2が登場予定です。
また、ツクモではより7インチモデルのGPD Pocketも予約受付中。携帯ゲーム機とPC両方の特性を併せ持つGPDシリーズから目が離せません。