※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

ゲーミングノートPCに早変わり!外付けグラフィックボードユニットのメリット・デメリット

2016年にRazerから発売された「Razer Core」を皮切りに、PC業界では各社続々と外付けグラフィックボードユニット(グラフィックボックス)がリリースされています。

このユニットは一体どういう層にメリットがあるのか?導入の際のデメリットは?など、本記事では外付けグラフィックボードユニットについて、詳しく解説していきます。

外付けグラフィックボードユニットとは?特徴や魅力に触れる

外付けグラフィックボードユニットとは、ざっくり説明すると「ノートPCにGPU性能をプラスすることができるユニット」のことです。Thunderbolt 3(USB3.1)でユニットとノートPCを繋ぐことで、グラフィックボードが搭載されていないノートPCでも、高度なグラフィック処理が必要なゲームや作業ができるようになります。

この外付けGPUという概念には昔から潜在需要があり、実際に作ってしまうユーザーまで居たものの、正式に製品化され始めたのはThunderbolt 3登場以降です。

外付けグラフィックボードのメリット

接続はThunderbolt 3端子(USB-C端子)が必要となっており、同コネクタを備えるノートPCを準備する必要がありますが、多くのユニットは一度接続してしまえば、その後はケーブルを繋ぐだけでグラフィックボードの機能を利用できるようになりますので、非常に手軽にオンボード(GPU未搭載)と切り替えることができます。

外出先はビジネス用途として軽量ウルトラブック、自宅では外付けグラフィックボックスに接続してゲーミングPCに、という2wayなノートPCとして活躍させることができますね。

また、イベントなどでGPUを搭載したデスクトップPCを運ばなくてはならないという場合、重いデスクトップを運んだり、高価なゲーミングノートをわざわざ購入せずとも、ユニットを購入してデスクトップからグラフィックボードを抜き出し、現地でノートPCに接続すればVRマシンが出来上がります。このように、省スペースや可搬性という観点においても評価の高い商品と言えるでしょう。

外付けグラフィックボードのデメリット

ただ、外付けグラフィックボードにはデメリットも存在します。

高価なので「安くゲーミングPCを手に入れたい」という目的には適していない

まずは5~6万円という価格相場。ユニットひとつでハイエンドグラフィックボードが買えてしまう値段のため、低価格でゲーミングPCを、という目的には向いていません。すでにThunderbolt 3搭載のノートPCと対応したグラフィックボードを持っているのであれば、5万円の追加投資だけで済みます。ですが、そうでない場合はデスクトップでゲーミングPCを手に入れたほうが安くつくでしょう。

グラフィックボードの性能は一段階下がる

次の特徴として、外付けグラフィックボードを介して接続されたGPUは、基本的に「ワンランク下のGPUより少し高い程度」までスコアが低下してしまいます。

例えばVRゲームを遊ぼうとして、GTX1060程度の性能が必要な場合、外付けグラフィックボードユニット環境下ではGTX1070を選ぶ必要があります。デスクトップPCとは違い、どうしても性能は低下してしまうことを考慮した上で、性能に妥協したくない場合は選ぶべきではないでしょう。

ノートPCの新しい可能性が広がる製品。ビジネスユースに広がるか?

>> デスクトップゲーム用PCとゲーム用ノートPCの性能とコスパを比較