BTOメーカーでは、購入時に保証をつけてくれる場合があります。大抵は1年保証がついているのですが、延長保証として3年、5年といったケースもありますよね。
この保証に加入するか悩む方は多いのではないでしょうか。ではどういったケースなら加入すべきか、整理していきましょう。
メインPCもしくはビジネス用途で購入する場合
メインPCやビジネス用途でBTOパソコンを購入するのであれば、3年間は保証に入っておくべきかもしれません。無料の1年保証でも良いのですが、1年単位でメインPCを更新する方は少なくなっているように思います。
なぜなら、近年はCPUやグラフィックボードで、世代間の性能さが小さくなっており、1年おきにPCを新調したところでそれほど性能アップは見込めないからです。
つまり、最低でも2年から3年は使い続けることを念頭におき、いざというときの備えをしておくという考えになります。
ちなみに、3年程度の保証であれば5000円から20000円の範囲内の保証料におさまるケースが多いでしょう。一般的に一定の金額ではなくパソコンの価格に応じて変動します。例えばドスパラだと2年延長保証だとパソコン代金の6%、3年延長保証だと10%が保証のきんがくになります。
パソコン初心者もしくはPCの知識があまりない人
PCを使うシーンは多くなったものの、PC自体に詳しい人はそれほど増えていません。PCはあくまでも道具であり、ツールですからね。故障したら下手にいじらず、専門家に任せたほうが無難という場合は多いものです。
また、パソコン初心者の場合も、念のため延長保証に加入しておくべきでしょう。自作PCやBTOパソコンは、組み立てたりパーツを増設したりするよりも、トラブル対応のほうが圧倒的に難しいのです。
まず原因追及に根気がいりますし、知識や経験も必要になってきます。例えば電源周りのトラブルはメモリやドライバの不具合と混同しやすく、原因特定(切り分け)が難しいところ。
単なる電圧不足や電力不足でも、メモリやCPU、ドライバの不具合と似たような現象がおきますからね。簡単な調査をしてわからないようなら、保証の期間内に修理に出し、原因を特定してもらったほうが結果的に安上がりかもしれません。
中級者以上でもパーツの相性保証は活用すべき
中級者以上であれば、BTOパソコンに自分でパーツを追加・交換していく場合があるでしょう。こういったときでも、パーツの相性保証などを活用すべきです。
特にメモリはマザーボードなどと相性問題が発生しやすく、交換が必要になることも少なくありません。BTOパソコンでは相性問題をクリアしたパーツを使用していますが、パーツを交換した時点で保証の対象外となりますからね。
セカンドPC、サードPC以外は、ある程度の延長保証が必要だといえるかもしれません。