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グラフィックボードのリファレンスモデルとオリジナルモデルの違い

NVIDIAのGeForce GTX 1080 Ti搭載グラフィックボードの新製品として、各メーカーのオリジナルモデルが4月1日から発売されました。3月上旬にはGeForce GTX 1080 Tiのリファレンスモデルが先行して発売されまていますが、この「リファレンスモデル」と「オリジナルモデル」って何が違うのでしょうか。

リファレンスモデルとは

リファレンスモデルは、AMDやNVIDIAなどのグラフィックボードを開発したメーカーが設計したいわば標準モデルです。ASUSやMSIなどの各メーカーから発売されますが、その性能は一律同じで、外観に若干の差がある程度です。

オリジナルモデルとは

オリジナルモデルは、リファレンスモデルの仕様から各メーカーが独自にカスタマイズしたモデルです。

GeForce GTX 1080 Tiを例に挙げると、リファレンスモデルの出力端子は「DisplayPort×3」「HDMI×1」ですが、ASUSのROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMINGは「DisplayPort×2」、「HDMI×2」、「DVI×1」、GIGABYTEのAORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreme Edition 11Gは「DisplayPort×3」、「HDMI×3」、「DL-DVI-D×1」とオリジナルモデルではメーカーごとにかなり仕様が変わってきます。

この辺りの違いを加味した上で「ゲーム用PCのグラフィックボードの選び方 2017」を読んで頂きたいのですが、BTOゲーム用PCにおいてはほぼすべてがリファレンスモデル、あるいはFounders Editionと呼ばれるグラフィックボードが採用されています。

他のよく見られる違いとしては、クーラーが大型ファンになっていたり、最初から動作クロックがオーバークロックされていたりします。

リファレンスモデルとオリジナルモデルはどちらが買いか

リファレンスモデルは、発売が早いという点では大きなメリットです。また、動作クロックなどは抑えられがちですが、標準仕様ゆえの安心感や安定動作が得られるのが大きなポイントになります。

保証は切れてしまいますが、水冷システムや別売りのファンを導入できる上級者にはリファレンスモデルもアリです。

いっぽうオリジナルモデルが既に発売されているのなら、オリジナルモデルを選択するのがおすすめです。廃熱処理に工夫がされていますし、今使っている液晶ディスプレイの端子によって、自分にあったモデルを選べるのは大きなポイントです。

その他にも、各メーカーのソフトウェアによるオーバークロックやプロファイルの設定をどれだけ自由かつ簡単にできるかという点にも注目です。

以上の点を考慮して、オリジナルモデルの中から自分にあったグラフィックカードを選ぶことをおすすめします。