自作PCでは通常、自分でパーティション分割をする必要があります。また、BTOパソコンはパーティション分割がオプションになっており、特に指定がない場合は分割されないこともあるでしょう。
そのため、あとから自分でパーティションを分割するためのソフトを知っておく必要があります。
AOMEI Partition Assistant Standard
筆者も何度かお世話になった、無料パーティション分割ソフトです。日本語化可能で、パーティション分割、リサイズ、フォーマット、ボリュームラベルの変更などに対応しています。
また、ディスクコピーに対応しているため、HDDからSSDへの引っ越しにも使えますね。さらにパーティションの復元機能もあり、データを復元する用途でも活躍しそうです。
ただし、パーティション復元によって100%データが回復するわけではないことに注意。総合的にフリーの中ではかなり使い勝手の良いパーティション分割ツールといえるでしょう。
>> AOMEI Partition Assistant Standard
EaseUS Partition Master Free
こちらもパーティション分割ソフトとしてはかなり有名です。パーティション分割、マージ(結合)に何度か使用したことがあります。しかし、Windows10への対応がいちまちのようです。
Windows10ではOSに標準搭載されているパーティション分割ツールがそこそこ使えるので、不要かもしれませんね。Windows8以前のOSを使っているのなら、使用してみてはいかがでしょうか。
Windows10環境ではエラー報告がいくつか上がっているので、あまりおすすめできません。
>> EaseUS Partition Master Free
Windows標準の「ディスクの管理」でも対応可能
前述したように、パーティション分割はWindowsに標準搭載されている「ディスクの管理」でも可能です。
特にWindows10ではディスクの管理が使いやすくなり、パーティションの分割、サイズ変更、結合(拡張)が手軽にできるようになりました。
ただし、パーティションの結合(拡張)は、対象となる領域同士が隣接している必要があります。
簡単に言うと、「Cドライブ⇒Dドライブ⇒未使用領域」という構成になっているとき、Cドライブと未使用領域は結合できません。
この場合は以下のステップでCドライブを拡張可能です。
- 未使用領域に、任意のドライブレターを割り当てる(Gなど)
- Dドライブの内容を、Gドライブに移動。
- Dドライブを一端解放(未割当状態にする)
- 「Cドライブ⇒未使用領域⇒Gドライブ」となっているので、Cドライブと未使用領域を結合。(Cドライブを拡張)
一旦慣れてしまえばそれほど難しい作業ではないので、試してみてくださいね。くれぐれもデータ移行のときはバックアップを忘れずに。