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ミドルレンジナンバー1のCPUとなるか?「Core i5 8400」

Intelの新世代CPU「Coffee Lake-S」の中がリリースされ、ハイエンドモデルだけではなくミドルレンジ以下も充実してきました。

今回はその中からゲーミングPCの新定番となりそうな「Core i5 8400」を紹介します。どんなGPUにも合う定番CPUになる可能性があるだけに、要注目ですよ。

i5でありながら6コア!メニーコア時代の新ミドルレンジ

Core i5 8400は、i5の名を冠するミドルレンジCPUでありながら6コアというスペックです。既に自作PCファンの間で語られている通り、そのコストパフォーマンスは非常に優れています。

ワンランク下の「i3 8350K」と比較して価格は1500円しか違わず、TDPは16Wも低く、さらにはコア数1.5倍でOC耐性もあるという万能CPUです。しかも特に目立った設定をしなくても4GHz弱の動作が可能ということで、完全にミドルレンジ帯の王者といった風格があります。

価格は24000円弱で、ライバルとなる「Ryzen 5 1600」とほぼ同等。Ryzenの独壇場だったミドルレンジCPU市場に、風穴を開ける製品といえます。

Core i5 8400のスペック

ではCore i5 8400のスペックを簡単に紹介しておきましょう。HT(ハイパースレッディング)こそないものの、かなり充実した性能となっています。

・プロセスルール:14nm++(12nm相当)
・コア数:6コア(6スレッド)
・ベースクロック:2.8GHz(ブースト時最大4GHz、全コアブースト時3.8GHz)
・L2 Cache:1.5MB
・L3 Cache:9MB
・TDP:65W

前世代のCore i5 7400と比較して、ベースクロックこそ200MHz下がったものの、ブースト時の最大クロックは大幅に向上(500MHz)しています。また、特に設定せずとも4GHz付近までクロックが上がるため、性能面で不満がでることは殆どないでしょう。

さらにマルチスレッド性能では前世代の上位モデル「i7 7700K」とほぼ同等という結果も出しており、ミドルレンジのIntel製CPUでは圧倒的な存在感です。

同じ6コアのRyzen 5と比べると、スレッド数が半分の分だけやや劣りますが、シングルスレッド性能では上回っているため、ゲーミングPC用CPUとして大躍進しそうですね。

ハイエンドGPUにも適合するCore i5 8400

Core i5 8400は6コア化と高クロック動作が可能になったことで、GTX1070Tiや1080といったハイエンドGPUともしっかりマッチします。特にGTX1070Tiとの組み合わせは、コスパ良好なハイエンドゲーミングPCの構築で威力を発揮しそうです。

SkylakeやKabylake世代のCore i5からでも、十分に乗りかえる意義がある新世代ミドルレンジCPUですね。まさかIntelがミドルレンジ層にこれほどのCPUを投入してくるとは思いませんでした。

2017年12月現在では大手BTOショップでもやや品薄で、ドスパラでも「おひとり様1個まで」という制限がついてます。ツクモやパソコン工房でも品薄が続いているようなので、小まめにチェックしておくべきかもしれませんね。