PCゲーマー御用達のメモリといえば「OC(オーバークロック)メモリ」ですよね。このOCメモリですが、数多くのメーカーから様々な製品が出ています。
今回はその中でも特に高品質なことで有名な「G.SKILL」をご紹介します。一体どんな特徴を持つメーカーなのでしょうか。
OCメモリ市場に名をとどろかす「G.SKILL」
G.SKILLの設立は1989年で、約30年の歴史をもつ企業です。今やすっかり半導体のメッカとなった台湾を拠点とし、数あるOCメモリメーカーの中でも高い評価を得ています。
G.SKILLはスタイリッシュなヒートスプレッダに目を奪われがちですが、メモリの品質が非常に高いことで有名です。特に相性問題やOC耐性についての品質管理は見事で、毎年のようにメモリのクロック数記録を更新しています。
また、デュアルチャネルはもちろんのこと、チップセットとの相性がシビアな「クアッドチャネル」動作をサポートしたOCメモリも販売。ゲーミングPCで16GB以上の容量を確保したいときは、必然的にクアッドチャネル構成になりますから、ゲーマーの心強い味方といえるでしょう。
このようにOCメモリ市場屈指のメーカーであるG.SKILLは、もちろん最新のチップセットに対応した高クロックメモリもリリースしています。その中のいくつかを具体的に見ていきましょう。
G.SKILL製OCメモリの最新モデル
F4-3600C19D-16GSXW
ブラック基調の迷彩柄ヒートスプレッダが印象的なOCメモリ「SNIPER X」シリーズの最新モデルです。規格はPC4-28800で3600MHz動作。対応チップセットはIntel製 Z270、Z370、X299の3つとなります。
F4-3200C14D-16GFX
SNIPER Xシリーズとはうってかわってメカニカルのヒートスプレッダが印象的な「FLARE X」シリーズ。こちらはAMDのRyzenに正式対応しており、PC4-25600規格で3200MHz動作。対応チップセットはX370、B350、X399の3つです。AMD向けもサポートしてるのでRyzenユーザーでも安心できます。
このようにG.SKILLでは、Intel、AMD両方のチップセットに対応したOCメモリをリリースしており、いずれも品質・動作スピードで満足のいく製品が多いです。
OCメモリは初心者に不要?
OCメモリはCPUやGPUとは異なり、どこかマイナーなPCパーツというイメージが強いかもしれません。しかし私は、CPUやGPUをそれなりにチューニングしたあと、必ず行きつくのがメモリだと確信しています。
特に最近のCPUはメモリ速度の恩恵を受けやすいものが多いので、初心者のうちからOCメモリに慣れ親しんでおくべきかもしれません。