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Cafee lake世代の廉価CPU「Pentium Gold G5600」の性能

登場以来、常にPCゲーマーの話題をかっさらってきたCafee lakeシリーズですが、実は下位モデルが未発表のままです。(2018年3月現在)

廉価CPUを使ってサブマシンや暗号通貨マイニング用マシンを構築したい方は、下位モデルの登場を心待ちにしていることでしょう。そこで今回はCafee lake世代の廉価CPU「Pentium Gold G5600」を紹介します。

Pentium Goldシリーズとは?

Pentium Goldシリーズとはインテルの第7世代CPU「Kabylake」から登場した名称で、Core i3より下の「Pentium」シリーズを指しています。型番はこれまで通り「G+4桁の連番」ですね。実は特に中身が大きく変わったわけではありません。

しかし「Pentium Gold G5600」については2コア4スレッドで4GHz近いスペックだということもあり、正式発表前から話題になっています。

以下、2018年3月17日時点で明らかになっているスペックです。

Pentium Gold G5600

  • 2コア4スレッド
  • 通常は3.9GHz動作(ターボブーストがあるかは不明)
  • TDP54W

Pentium Gold G5500

  • 2コア4スレッド
  • 通常は3.8GHz動作(ターボブーストがあるかは不明)
  • TDP54W

さらにこれよりも安価で性能が低い「Celeron G4920」もあり、こちらは2コア2スレッドで3.2GHz動作とされています。実はまだ正式に発表されていないのですが、3月中旬に情報が一部流出しており、存在が明らかになったとのことです。

Pentium Goldシリーズの価格は?

価格についても正式な発表はありませんが、これまでとほぼ同等で、なおかつライバルであるAMDの新世代APU「Ryzen 3」シリーズを強烈に意識してくるでしょう。

AMDの新APUは非常に高いレベルでCPU性能とGPU性能がそろっており、廉価版CPU市場では脅威ですからね。これにどこまで食らいつけるかがポイントです。

また、暗号通貨マイニングでは主にGPUのパワーが重視されますから、CPUは廉価版を搭載する方法が主流です。したがって、これまでどおりPentium Goldシリーズをマイニング用マシンのCPUとして採用する方も多いでしょう。

ちなみに、一部の海外サイトでは95ドル弱という価格が表示されているため、やはり1万円前後の戦いとなりそうですね。

OC可能ならば廉価版CPUでもゲームは可能

最新のゲームタイトルでなければ、今でもCPUは物理2コアで十分という方が多いです。やはりまだまだシングルスレッド性能がモノを言うため、2コアの廉価版CPUをOCする方法も効果的なのです。

Cafee lake世代のPentium Goldシリーズも、4GHz近いベースクロックを備えており、少しOCしてやればゲーミングPC用CPUとして十分活躍できます。

しかしOC可能なモデルが出るかどうかは不明ですから、まだまだ様子見かもしれませんね。ちなみに先代のG4600は3.6GHz動作でしたから、性能面でどのくらい上回ってくるか、楽しみなところです。