※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

水冷と空冷のゲーム用PCを比較

ゲーム用PCには必ずCPUが搭載されています。CPUはゲーム用PCのなかでも一二を争うくらい温度の高いパーツです。だからCPUを冷やすことはとても重要です。温度が高すぎると故障の原因になりますからね。

CPUを冷やすためのパーツがCPUクーラーです。CPUクーラーには空冷を水冷の2種類があります。空冷はファンを回転させてヒートシンクを呼ばれる部位を冷やします。水冷は液体を循環させながら冷やす仕組みです。

ではゲーム用PCのCPUクーラーは空冷と水冷のどちらがおすすめでしょうか。特徴を比較していきます。

水冷のほうがよく冷える

水冷CPUクーラーの最大のメリットはよく冷えることです。水冷クーラーの種類やラジエーターの設置場所によって変わってきますが、基本的に空冷よりも冷えます。

私の経験では5〜10度くらい下がります。CPUに限らずゲーム用PCのパーツは温度が低いほうが動作が安定するので、夏に部屋が暑くなったり、部屋にエアコンがなかったり、熱暴走を絶対に発生させたくない人に水冷はとてもおすすめです。

PC内部がすっきりする

空冷CPUクーラーはサイズの大きなものがおおいです。そうするとPC内部がごちゃごちゃします。例えばゲーム用PCのサイドパネルを透明なアクリルにして、内部を見える構造にする場合、水冷のほうがすっきりした見た目になります。

デザインや見た目にどこまでこだわるかは人それぞれですが、PCを自作して格好良く仕上げたいと考えている人は水冷を好む傾向があります。

水冷のほうが値段が高い

BTOでは多くのゲーム用PCを空冷から水冷に変更できます。しかし水冷のほうが価格が高いというデメリットがあります。例えばドスパラではゲーム用PCのCPUクーラーを水冷に変更するのに約1万円かかります。

1万円あったらメモリ増加、SSD追加、グラフィックボードをアップグレードなど、スペックに直結するパーツを強化できます。正直なところCPUクーラーの優先度は低いので、予算に余裕のある人だけでいいと思います。

最近のCPUは消費電力が抑えられているので、昔に比べて温度が高くなりにくい傾向があります。つまり空冷で十分CPUをしっかり冷やせます。

空冷のほうがカスタマイズしやすい

CPUクーラーと同じようにグラフィックボードにも空冷と水冷があります。ゲーム用PCの場合ほとんどは空冷ですが、一部のマニア向けに水冷モデルが販売されています。

確かによく冷えるメリットがあるものの、水冷だとカスタマイズが非常に面倒臭いというデメリットがあります。新しいパーツに交換する際、空冷なら取り外して、新しいものを設置するだけです。

しかし水冷だとそうはいきません。循環液の漏れに気を付けつつパイプやラジエーターを取り外さなければなりません。しかも循環液の漏れに注意しないと、だばーっと他のパーツに液体が付着して故障させてしまう危険性があります。

パソコン初心者には難易度の高いパーツ交換なので、数年後にパーツ交換する予定があるなら水冷よりも空冷をおすすめします。