25万円から30万円ものゲーム用PCともなると、これはもうゲーム専用パソコンとしてのスペックを越えています。グラフィックボードだけ最上級にするなら25万円以内に収まります。
そこでCPUやメモリ、ストレージを大幅スペックアップすることで30万円くらいになるわけですが、明らかにゲーム以外の用途に使う人にしかおすすめできません。なぜなら一番重いゲームを最高画質にして遊ぶだけなら25万円のゲーム用PCで大丈夫だからです。
30万円のゲーム用PCの用途
ではどのようなことに使えばいいでしょうか。主に以下の用途が考えられます。
- 最新ゲームをしながら配信やCPUエンコードをしたい
- 本格的な3DCG制作をやってみたい
- 音質にこだわる激重な音楽再生ソフトを使いたい
- 4年後も最新ゲームを遊びたい
やはり主な用途としては録画、配信、エンコードでしょう。Youtube、ニコ生、OpenRec、Twitchのようなサイトで最新ゲームを配信したり、あるいはエンコードをするとなるとグラフィック性能やCPUパワーが求められます。特にCPUエンコードをする場合はコア数とスレッド数が多いほうが軽くなります。
他にもクリエイティブな使い方をする際にはメモリ量が重要です。私自身、3DCG制作ソフトやPhotoshopを趣味で使いますが、最低でもメモリ16GB、できれば32GB以上ないと重くてイライラします。
ゲーム用途だと将来的な視点で、今だけでなく4年後も最新ゲームを遊び続けたいなら30万円のゲーム用PCを買う価値があります。ハイエンドグラフィックボードを搭載してもCPUパワーが足りないとフレームレートが下がります。
だからあらかじめ高性能なCPUを搭載しておくことで長く使えるゲーム用PCに仕上げることが可能です。PCゲームはどんどん重くなりますから、実はハイエンドなゲーム用PCを買ったほうがコスパがいいんです。
30万円以下のおすすめゲーム用PC
25万円以上、30万円以下のゲーム用PCって実はあまり多くありません。30万円以上のほうが遥かに多いくらいです。でもおすすめできるゲーム用PCが見つかったのでご紹介します。
G-Tune NEXTGEAR i860GA1
CPU | Core i7-7800X(定格3.50GHz、最大4.00GHz) |
メモリ | 32GB(PC4-19200) |
グラフィックボード | GeForce GTX1080 8GB |
ストレージ | 480GB SSD + 3TB HDD |
どの用途にも使える万能なゲーム用PCです。まずグラフィックボードはGTX10シリーズ上位のGTX1080。CPUはCore i7-7700Kよりコア数もスレッド数も多いCore i7-7800X。メモリは32GBとエンコードだろうとクリエイター用とだろうとサクサクです。
ストレージ容量も多く、このままで非常に満足度の高いゲーム用PCです。30万円までちょっと余裕があるので、メモリを64GBにしたりCPUをさらに強化したりできます。
ドスパラ ガレリア ZZ
CPU | Core i7-8700K(定格3.70GHz、最大4.70GHz) |
メモリ | 16GB(PC4-21300) |
グラフィックボード | GeForce GTX1080Ti 11GB |
ストレージ | 500GB SSD + 3TB HDD |
ゲーム用途に特化させたいならGTX1080Tiのゲーム用PCがおすすめです。GTX1080TiはGTX1080より20%くらいハイスペックになるので、TITAN Xよりもコスパがいいです。
これなら4年どころか6年以上最新ゲームを遊べるグラフィック性能です。CPUとメモリはハイスペック相当なので、気になるならもうちょっと強化してあげるのもいいでしょう。
G-Tune NEXTGEAR-NOTE i7901BA1
CPU | Core i7-7700HQ(定格2.80GHz、最大3.80GHz) |
メモリ | 16GB(PC4-19200) |
グラフィックボード | GeForce GTX1080 8GB |
ストレージ | 240GB SSD + 1TB HDD |
税込みだと30万円を越えてしまうものの、どうしてもおすすめしたいゲーム用ノートPCがあります。それがG-TuneのGTX1080搭載ノートPCです。
今のところBTOメーカーでGTX1080搭載ノートを販売しているのはG-Tuneだけです。デスクトップ用GTX1080と同等の性能なので、最新ゲームを最高画質で遊べるモンスターノートPCです。