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G-TuneのLITTLEGEAR、NEXTGEAR-MICRO、NEXTGEAR、MASTERPIECEを比較

拡張性や冷却性能に大きな違いが

G-Tuneのデスクトップゲーム用PCは4つのケースから選べます。スペック自体は同じに見えても実はケースによって様々な違いがあります。

まず現在G-Tuneのデスクトップには以下のシリーズがあります。

    LITTLEGEAR
    NEXTGEAR-MICRO
    NEXTGEAR
    MASTERPIECE

上のほうが小型、下のほうが大型であると同時に、下のほうが高性能な傾向があります。ではそれ以外の違いを比較してみましょう。

小型ならLITTLEGEAR

あなたが小型なゲーム用PCが欲しいならLITTLEGEARがおすすめです。G-Tuneのデスクトップでも圧倒的に最小サイズです。片手て持ち運べるくらいです。

ただ、日本の小型ゲーム用PCの中ではそこまで小さくありません。あくまでもG-Tuneの中で小型というだけであって、ドスパラのガレリア STと初めとしたSシリーズよりもかなり大きいです。

また、拡張性にも難があります。例えばメモリスロットは2つしかありません。メモリ8GBを選ぶと4GB x 2なので最初から埋まっています。拡張スロットも空いていないので、サウンドカードやLANカードを別途追加することもできません。

そもそもPCケースを開くのが大変です。サイドパネルを開いても、さらにもう1枚の内部パネルを開かないと多くのパーツには至れません。メンテナンスや掃除にも苦労します。

エアフロー最強のNEXTGEAR-MICRO

NEXTGEAR-MICROはG-Tuneで人気のあるデスクトップです。非常に安い価格で購入でき、他のBTOメーカーと比較すると最安値であることも珍しくありません。

でも私はそれ以上にエアフローを評価しています。サイドパネルの吸気口がとても大きく、パーツの温度を下げるのに役立ちます。さらにトップケースファンも搭載されているのでエアフロー抜群です。

実はこれより上位のモデルであるNEXTGEARにはトップケースファンはありません。基本的にファンは多ければ多いほどゲーム用PCの温度を下げられます。温度が下がればパーツへの負担が減り、ゲーム用PCの寿命が長くなります。メンテナンス性もよく、前面のメッシュはすべて取り外し可能です。

ちょっとマニアックになりますが、G-Tuneのデスクトップで唯一裏配線なのがNEXTGEAR−MICROです。他のデスクトップはすべて表配線でケーブルがごちゃっとしています。

裏配線のほうがケーブルがエアフローを邪魔しませんし、パーツに干渉することもありません。エアフローを極限まで追求しているからこそ、G-Tuneにとっては面倒でしかない裏配線にしているのでしょう。

人気No.1はNEXTGEAR

G-Tuneの売れ筋ランキングを見ると、いつもNEXTGEARが独占しています。その理由は高性能で拡張性も高いことです。NEXTGEARはNEXTGEAR-MICROよりもハイスペックなのです。

具体的にはCPUが上位で、メモリが2倍で、チップセットも高級、カスタマイズの選択肢も多いです。だから最新ゲームをプレイしようとしている人は大抵NEXTGEARを選びます。

また開いている拡張スロットの数も多いため、あとからカスタマイズしやすいメリットがあります。デザインもNEXTGEARがG-Tuneで一番洗練されていると思いますし、G-Tuneのゲーム用PCとしては最有力候補です。

MASTERPIECEは超ハイスペック向け

私はG-Tuneのゲーム用PCではMASTERPIECEはおすすめしません。メリットが色々あることはわかるのですが、かなり高額です。例えばCore i7-6700K、メモリ16GB、GeForce GTX1070というパーツ構成を選んだとしましょう。

他のパーツに多少の違いはあるものの、MASTERPIECEのほうが3万円以上高いのです。ケース自体が高いとかマザーボードが高級だからとか色々な理由はあるのでしょうけど、表面的な性能には違いがないのに3万円の差は大きいですよね。

だから極限までハイエンドに仕上げたかったり、自分であとからどんどんカスタマイズするならMASTERPIECEでもいいですが、ほとんどの人にはNEXTGEARかNEXTGEAR−MICROのほうがおすすめです。

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